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カラヴァッジョいろいろ《もっと知りたい!展覧会》

2009 年 12 月 28 日 7,932 views No Comment

2010年はカラヴァッジョ、本名ミケランジェロ・メリージの没後400周年の年。

ミステリアスで破滅型の人生となんとも言えない独特な光と影の使い方に魅せられて

カラヴァッジョの絵画を好きな方も多いと思います。


そのカラヴァッジョの《洗礼者ヨハネ》が2010年1月16日(土)から
東京都美術館で開催される『ボルゲーゼ美術館展』に出品されます。

わたくし、森は京都展で既に観てきたのですが、おそらく30分程はその絵の前にいたと思います。

なんて言うんでしょう、絵画が放つ力に対峙するためには
こっちも本気を出さないとアカン!という感じでした。

まず、カラヴァッジョがどれだけ滅茶苦茶な人生を送ったかは下記のとおり。

                                                             
1571年 (0歳) ・ミラノで誕生 【レパントの海戦があった年】
1577年 (6歳) ・ミラノで流行したペストを逃れるため近郊のカラヴァッジョ村に引っ越す。
・父がペストで死去。
1590年 (19歳) ・母死去
1592年 (21歳) ・ローマへ向かう
1594年 (23歳) ・馬に蹴られて入院
1595年 (24歳) ・デル・モンテ枢機卿の目にとまり、その邸宅パラッツォ・マダーマに身を寄せる。
1600年 (29歳) ・《聖マタイの召命》と《聖マタイの殉教》が公開され有名になる。
・パラッツォ・マダーマを去る。
・はじめて警察記録に登場。
1601年 (30歳) ・サンタ・マリア・デラ・スカラ聖堂のための《聖母の死》の注文を受けるが、後に受け取りを拒否される。
1603年 (32歳) ・画家バリオーネを中傷したとして投獄される。
1604年 (33歳) ・食堂の給仕に皿を投げつけ負傷させたうえ、剣でおどしたと告訴される。
1605年 (34歳) ・ある女性を侮辱したとして投獄される。仲間の画家が保釈金を払ってくれる。
・レーナという女性をめぐり公証人を斬りつけ、ジェノバに逃亡。
・左耳と咽に刀傷があるのを見つかるが転んで怪我をしたと主張。
1606年 (35歳) ・4人対4人の乱闘をおこし、1人を殺害。ローマから逃亡するも死刑宣告を受ける。
・ナポリに向かう。
1607年 (36歳) ・マルタ島に渡る。
1608年 (37歳) ・マルタ騎士団へ入団し、恩寵の騎士に叙せられる。
・ペッツァ伯を襲撃し、重傷を負わせて、投獄される。
・脱獄してシラクーサに逃亡。
・騎士号を剥奪される。
1609年 (38歳) ・ナポリの居酒屋で襲われ、顔にひどい傷を負う。
1610年 (38歳) ポルト・エルコレで熱病に倒れ死去。同地に埋葬される。

いったいどうしちゃったの?というぐらい30歳以降の人生は破滅的です。
いろんな伝記作家がカラヴァッジョは生来落ち着きがなく、短気で嫉妬深く、尊大であったと伝えています。
ただ、これだけ暴力沙汰をおこしながらも逃亡した先では画家として活躍しているということは
それだけカラヴァッジョの作品は人を惹き付けたんでしょうね。
また、特に孤立していたわけでもなく仲間は常にいたようです。うーん、謎めいてますね。

最後は熱病に倒れたというのが一般的なようですが、宗教的な理由で殺害されたという説もあるようです。
2001年にはきちんと病院で死んだという説を唱える学者も登場。
依然、謎が多いカラヴァッジョですが、つい最近DNAテストによってカラヴァッジョの死因を探るチームが発足したとのこと。
謎は謎でおいといていいじゃないと思う一方で、やっぱり正確に知りたいという気もします。
どのような結果になるんでしょうか。

以下はネットで見れるカラヴァッジョ作品。作品名をクリックすると作品画像がご覧になれます。
お暇な時にでも・・・

『病めるバッカス(バッカスとしての自画像)/Young Sick Bacchus』
1594 67×53cm ローマ、ボルゲーゼ美術館
“カラヴァッジョ最初の自画像”

『トカゲに嚙まれた少年/Boy bitten by a Lizard』
1595-1600 66×49.5cm ロンドン、ナショナル・ギャラリー
“この時代、この絵のように何かに反応している人物を写実的に描くことはめったになかった。
愛の痛みを寓意的に描いたものと言われている。”

『合奏/The Musicians』
1595年頃 92.1×118.4cm ニューヨーク、メトロポリタン美術館
“群像に挑んだ最初の作品。画面右から2人目は作家自身。”

『いかさま師/The Cardsharps』
1594年頃 94.2×130.9cm フォートワース、キンベル美術館
“カラヴァッジョのパトロンとなるデル・モンテ枢機卿に見出されるきっかけとなった作品。
この主題はジョルジュ・ド・ラ・トゥールの『いかさま師』にも影響を与えている。”

『ナルキッソス/Narciso』
1597-1599 113.3×95cm ローマ、パラッツォ・バルベリーニ国立古代美術館
“水の中に映ったナルシスは美しいナルシスではなく未来を暗示するように恋にやつれた姿で描かれている。”

『果物籠を持つ少年/Boy with a Basket of Fruit』
1593年頃 70×67cm ローマ、ボルゲーゼ美術館

『女占い師/The Fortune Teller』
1595 – 1598年頃 99×131cm パリ、ルーブル美術館
“別のバージョンがローマのカピトリーノ美術館にもある。
背後の光の線はカラヴァッジョのトレードマーク。”

『リュート弾き/Lute-Player』
1595年頃 94×119cm サンクト・ペテルブルク、エルミタージュ美術館
“若いカストラートが当時流行していた世俗歌曲You know that I love youを弾く図。
画面左の花と果物の描写にも注目。
カラヴァッジョの初期少年像の傑作と言われている。”

『リュート弾き/Lute-Player』
1595年頃 100×126.5cm ニューヨーク、メトロポリタン美術館(寄託作品)
“リュート弾きは3枚あるがその内のひとつ。
エルミタージュ美術館のものよりも後に描かれた。”

『メドゥーサ/Medusa』
1597-98年 60×55cm フィレンツェ、ウフィツィ美術館
“見たものを石に変えてしまうメドゥーサが首をはねられた場面が祝祭用の盾に描かれている。
メドゥーサの顔は作家の自画像。
カラヴァッジョのパトロンであったデル・モンテ枢機卿からメディチ家のフェルディナンド1世に贈られたもの。
メディチ家の当時の目録によると、鉄と金で作った鎧を着せた人形の手に持たされていたとか。”

『バッカス/Bacchus』
1595年頃 95×85cm フィレンツェ、ウフィツィ美術館
“実物を観ると、画面左のワインが入ったフラスコに画家の顔が映っているのが確認できる。”

『果物籠/Basket of Fruit』
1597年頃 31×47cm ミラノ、アンブロジアーナ絵画館
“明るい背景は当時として斬新だった。”
wikipediaの画像 

『聖フランチェスコの法悦/Saint Francis of Assisi in Ecstasy』
1594-95年 92.5×128.4cm ハートフォード、ワーズワース・アテネウム
“カラヴァッジョの最も初期の宗教画。
アッシジの聖フランチェスコが聖痕を受ける場面。”

『エジプト逃避途上の休息/Rest during the Flight into Egypt』
1595年頃 135×166.5cm ローマ、ドーリア・パンフィーリ美術館
“カラヴァッジョにはめずらしい風景表現。
左側のヨセフの写実的な表現と右側の聖母子の理想的な表現方法の対比に注目。”

『悔悛のマグダラのマリア/Maddalena penitente』
1595年頃 122.5×98.5cm ローマ、ドーリア・パンフィーリ美術館
“左の床にある宝飾品等はこの世のむなしさの象徴。”

『アレクサンドリアの聖カタリナ/Saint Catherine of Alexandria』
1598年頃 173×133cm マドリード、ティッセン=ボルネミッサ・コレクション
“聖カタリナが持つ壊れた車輪と剣は処刑時の道具。床には殉教者を示す棕櫚の葉。
モデルとなった女性は当時の有名な高級売春婦。”

『ホロフェルネスの首を斬るユディト/Judith Beheading Holofernes』
1597年頃 144×195cm ローマ、パラッツォ・バルベリーニ国立古代美術館
“ユディトとはユダヤ救国の女傑。敵将の首を掻き斬る瞬間。
この時代のローマでは日常的に公開処刑が行われ、斬首を目にすることも多かった。”
wikipediaの画像

『Jupiter Neptune Pluto』
1596年頃 300×180cm
“ローマのカジノ・ルドヴィージに描かれたカラヴァッジョ唯一の壁画。”

『マルタとマグダラのマリア/Martha and Mary Magdalene』
1598年頃 100 x 134.5 cm デトロイト美術館
“キリストの話に聞き入って何もしないマリアに働き者のマルタが指を折りながら「あれもしていないこれもしていない」と説教している場面。
本来ならこの場面ではキリストが、しかしマリアは信仰という正しい道を選んだと告げるのだがここではキリストは描かれず代わりにマリアが左手を置く鏡の中に光る窓を描くことによってキリストを暗示させている。”

『ダビデとゴリアテ/David and Goliath』
1600年頃 110 cm x 91 cm マドリード、プラド美術館

『聖マタイの殉教/The Martyrdom of Saint Matthew』
1600年 323×343cm
“ローマのサン・ルイジ・デイ・フランチェージ聖堂のコンタレッリ礼拝堂右側の作品。
エチオピアでミサを行っている最中に殺された聖マタイ。”

『聖マタイの召命/Calling of Saint Matthew』
1600年 322×340cm
“ローマのサン・ルイジ・デイ・フランチェージ聖堂のコンタレッリ礼拝堂左側の作品。
この作品によりカラヴァッジョの名は一気に広まった。
右側でマタイを指差しているのはキリストと聖ペテロ。”

『聖マタイと天使/The Inspiration of Saint Matthew』
1602年 296.5×189cm
“ローマのサン・ルイジ・デイ・フランチェージ聖堂のコンタレッリ礼拝堂正面の祭壇画。”

『聖パウロの回心/The Conversion of Saint Paul』
1601年 230×175cm
“ローマのサンタ・マリア・デル・ポポロ聖堂(『天使と悪魔』にも登場)のチェラージ礼拝堂右壁の作品。
パウロが神の声を聞いて回心する場面。”

『聖ペテロの磷刑/Crucifixion of Saint Peter』
1601年 230×175cm
“ローマのサンタ・マリア・デル・ポポロ聖堂のチェラージ礼拝堂左壁の作品。
十字架が逆さなのは師であるキリストと同じにならないようにしているため。”

『イサクの犠牲/Sacrifice of Isaac』
1601年頃 104×135cm フィレンツェ、ウフィツィ美術館

『洗礼者ヨハネ(解放されたイサク)/John the Baptist(Youth with a Ram)』
1601年 129×94cm ローマ、カピトリーノ美術館
“ヨハネであることを示す持物が描かれていないため、最近では犠牲に捧げられそうだったイサクが解放されて代わりに犠牲になる牡羊を抱いて喜んでいる場面という説が有力。”
wikipediaの画像

『勝ち誇るアモール/Amor Vincit Omnia』
1601年頃 154×110cm ベルリン、国立絵画館
“愛が一番と勝ち誇った笑みを浮かべているキューピッドのアモール。”
wikipediaの画像

『エマオの晩餐/The Supper at Emmaus』
1601年 141×196.2m ロンドン、ナショナル・ギャラリー
“復活したキリストだと気づいていない弟子だが、キリストが祝福とともにパンを二つに割ったところで気づいた場面。
弟子のジェスチャーや果物籠の描き方で画面の緊迫感が伝わってくる。”

『キリストの捕縛/The Taking of Christ』
1602年 133.5×169.5cm ダブリン、アイルランド国立美術館
“1991年、アイルランドの田舎の僧院で発見され話題になった作品。
兵士に合図するためにキリストに接吻するユダ。”

『聖トマスの不信/Doubting Thomas』
1601年 107×146cm ポツダム、サン・スーシ宮殿
“キリスト復活をその傷口に指を入れるまで信じないと言った使徒トマスが、人差し指をキリストの傷にいれている場面。”
wikipediaの画像

『The Holy Family with the Infant Saint John the Baptist』
1602–04年頃 117.5 x 95.9 cm ニューヨーク、メトロポリタン美術館
“複数のコピーが存在する。この作品は描かれてすぐフランスに送られたと思われ、そのせいもあってカラヴァッジョの伝記作家にも取り上げられていない。”

『洗礼者ヨハネ/St. John the Baptist in the desert』
1606年 ローマ、コルシーニ美術館
“カラヴァッジョは何枚かヨハネを描いたがすべて憂鬱そうな若者として描かれている。”
wikipediaの画像

『洗礼者ヨハネ/Saint John the Baptist in the Wilderness』
1604-05年 172.7×132.1cm カンザス・シティ、ネルソン=アトキンズ美術館

『瞑想の聖フランチェスコ/St Francis in Prayer』
1603/05-06年 128.2×97.4cm ローマ、パラッツォ・バルベリーニ国立古代美術館
“アッシジの聖フランチェスコが死について瞑想している場面。”

『キリストの埋葬/The Entombment of Christ』
1602-04年 300×203cm ヴァティカン絵画館
“その完璧な構成からカラヴァッジョ作品のなかでもっとも賞賛されている作品。セザンヌをはじめ多くの画家が模写している。”
wikipediaの画像

『聖ペテロと聖アンデレの召命/The Calling of Saints Peter and Andrew』
1602-04年頃 140 x 176 cm バッキンガム宮殿
“2006年に真筆と判断された作品。”

『聖母の死/Death of the Virgin』
1601-1605/1606 369×245cm パリ、ルーブル美術館
“ローマのサンタ・マリア・デラ・スカラ聖堂のために描かれた作品だったが、聖母の死をあまりにリアルに描いたために受け取りを拒否された。
しかし、当時ローマにいたルーベンスがマントヴァ侯にこの作品を購入するように勧めた。”

『ロレートの聖母/Madonna di Loreto』
1603-06年頃 260×150cm ローマ、サンタゴスティーノ聖堂
“ロレートはキリストが幼少時代を過ごしたとされる聖母マリアの生家があり、当時多くの巡礼者が訪れていた。”

『蛇の聖母(パラフレニエーリの聖母)/Madonna of the Palafrenieri』
1605年 292×211cm ボルゲーゼ美術館
“罪と異端の象徴である蛇を踏んでいるのはキリストと聖母マリア。”

『エマオの晩餐/Supper at Emmaus』
1606年 141×175cm ミラノ、ブレラ美術館
“殺人をおかしてローマ近郊に逃亡しているときに描かれた。ローマのパトロンに売却されて逃亡資金を得たとされる。”

『執筆する聖ヒエロニムス/Saint Jerome Writing』
1605年頃 112×157cm ローマ、ボルゲーゼ美術館
“ヒエロニムスは聖書をギリシア語からラテン語に訳した学者聖人。ローマ時代最後に位置づけられる作品。”

『洗礼者ヨハネの斬首/The Beheading of Saint John the Baptist』
1608年 361cm×520cm ヴァレッタ(マルタ)、サン・ジョヴァンニ大聖堂
“カラヴァッジョ最大の作品。また唯一画家のサインが入った作品(ヨハネの首から流れ出る血で描かれている)。
左の若い女性はおそらくサロメ。ヨハネの首を乗せるための大皿を持っている。”

『ロザリオの聖母/Madonna of the Rosary』
1606-07年 364×249.5cm ウィーン、美術史博物館
“ナポリで描かれた大作。聖母が聖ドミニクスにロザリオを民衆に配るよう求めている図。”

『ゴリアテの首を持つダビデ/David with the Head of Goliath』
1606-07年 90.5 cm×116.5cm ウィーン、美術史博物館

『慈悲の七つの行ない/The Seven Works of Mercy』
1606-07年 390×260cm ナポリ、ピオ・モンテ・デラ・ミゼリコルディア聖堂
“「マタイ福音書」に書かれている6つの慈悲行為(飢えた者に食べ物、渇いた者に水、旅人に宿、裸の者に衣、病人を看護する、囚人を見舞う)と死者を埋葬する行為がすべて描かれている。”

『キリストの笞打ち/Flagellation』
1607年 286×213cm ナポリ、カポディモンテ美術館
“ナポリのサン・ドメニコ・マッジョーレ聖堂の礼拝堂のために制作されたもの。
現在教会にはAndrea Vaccaroによる模写が代わりに飾られている。
この作品はナポリの画家たちに衝撃を与え、ナポリ派がうまれるきっかけとなった。”

『アフロ・ド・ヴィニャクールの肖像/Portrait of Alof de Wignacourt and his Page』
1607-08年 パリ、ルーブル美術館
“マルタ騎士団長の肖像画。この肖像画によってカラヴァッジョは騎士団に入団できた。”


『執筆する聖ヒエロニムス/Saint Jerome Writing』
1607-08年 117×157cm ヴァレッタ(マルタ)、サン・ジョヴァンニ大聖堂
“マルタ騎士団のナポリ支団長イッポリート・マラスピーナのために描かれた作品。彼の死後サン・ジョヴァンニ大聖堂のイタリア人礼拝堂に寄贈された。”

『眠るアモール/Sleeping Cupid』
1608年 71×105cm フィレンツェ、ピッティ美術館
“フィレンツェ出身の騎士のために制作された。愛が眠っていて理性が起きている状態を示している。”

『聖ルチアの埋葬/Burial of Saint Lucy』
1608年 408×300cm シラクーサ、パラッツォ・ベッローモ州立美術館
“シラクーサのサンタ・ルチア・アル・セポルクロ聖堂のために制作されたもの。
聖ルチアは304年頃斬首されて殉教したシラクーサの守護聖女。”

『ラザロの復活/Raising of Lazarus』
1609年 380×275cm メッシーナ州立美術館
“ジェノバの商人の注文で、メッシーナのクロチーフェリ修道会の礼拝堂のために制作された。
キリストが死んで4日たったラザロに「起きなさい」と呼びかけている。”
wikipediaの画像

『羊飼いの礼拝/Adoration of the Shepherds』
1608-09年 314×211cm メッシーナ州立美術館
“メッシーナのカプチーノ会聖堂のために制作された。生まれたばかりのキリストを抱いた聖母が飼葉桶に横たわる図。”
wikipediaの画像

『受胎告知/Annunciation』
1609年頃 285×205cm ナンシー美術館
“絵具の剥落が激しく保存状態はあまりよくない。”

『生誕/Nativity with St. Francis and St. Lawrence』
1609年 268×197m パレルモ、オラトリオ・ディ・サン・ロレンツォ旧蔵
“1969年にマフィアによって盗まれたまま見つかっていない。
聖母とキリストを聖フランチェスコと聖ラウレンティウスが左右から見守っている。手前の人物はヨセフ。”

『サロメ/Salome with the Head of John the Baptist』
1608-10年 116×140cm マドリード、王宮

『聖ウルスラの殉教/Martyrdom of Saint Ursula』
1609年 154×178cm ナポリ、The Gallery of Palazzo Zevallos Stigliano
“制作年がわかる一番最後の作品。”

『聖アンデレの殉教/The Crucifixion of Saint Andrew』
1609-10年頃 202.5×152.7cm クリーヴランド美術館
“ギリシアでの活動によって死刑を命じられたアンデレは、キリストと同じく磔刑に処せられることを望んだ。
十字架のうえで民衆に説教をするアンデレを途中で下ろそうとする処刑人だが不思議な力によって手足が動かなくなってしまう。
アンデレの祈りが終わること光が彼をつつみ彼は死んでしまうという伝説に基づいた作品。”

『祈る聖フランチェスコ/St Francis in Meditation』
1606-10年頃 130×90cm クレモナ、市立アラ・ポンツォーネ美術館

『マグダラのマリアの法悦/Mary Magdalen in Ecstasy』
1610年 106.5×91cm プライベート・コレクション
“作家がローマから逃亡した後に描かれ、その逃亡経路に何枚もコピーが残っている。このプライベート・コレクションのものが一番真筆に近いとされている。”

『洗礼者ヨハネ/St. John the Baptist』
1610年頃 159×124cm ローマ、ボルゲーゼ美術館
“これがボルゲーゼ美術館展に出品されている作品です。”

『聖ペテロの否定/The Denial of Saint Peter』
1610年頃 94×125.4 cm ニューヨーク、メトロポリタン美術館
“作家最晩年の作品。聖ペテロに向けられた3本の指はペテロへの非難とペテロの3つの否定を暗示している。”

『ダヴィデとゴリアテ/David with the Head of Goliath』
1609-10年 125×101cm ローマ、ボルゲーゼ美術館
“首をを切られたゴリアテはカラヴァッジョの自画像。
殺人の罪でローマから逃れていた彼は許しを請うためにこの絵を教皇庁の法廷に送った。
恩赦は出たもののカラヴァッジョはローマにたどり着くことなく、ポルト・エルコレで熱病に倒れ死んでしまう。”



これだけリンクを貼っておいて言うのもなんですが、カラヴァッジョの作品はやはり本物を観ないと!

フェルメールよりも数が多いので大変でしょうが、いつかカラヴァッジョ巡礼の旅に出てみたいものです。

それにしてもアート好きは旅行業界に結構貢献してるでしょうねぇ。

そして出版・映画業界にも!でも好きになったらやはり色々読みたいし知りたくなるんですよね・・・。

cara01   『消えたカラヴァッジョ』
ジョナサン・ハー (著), 田中 靖 (翻訳)
¥ 2,310
     
cara02   『カラヴァッジョへの旅―天才画家の光と闇』
宮下 規久朗 (著)
¥ 1,785
     


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