AROMA CLASSICO(アロマクラシコ) 《原美術館周辺の素敵なお店》
2012 年 9 月 28 日
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フレンチ出身のシェフを迎えての新たな挑戦!
現代的クラシコをテーマに進化するイタリアン。
ミシュランの星を何度も獲得しているイタリアンの名店「アロマフレスカ」の姉妹店。
斬新かつ繊細な現代イタリア料理を提供してきた「アロマクラシコ」がこの秋(9月から)、新たな挑戦を始めました。フレンチ出身のシェフで渡仏経験もあり長崎のハウステンボス、ジョエル・ロブションなどで腕を磨いた山下泰史(たいし)氏を迎え入れ、“フレンチの技法も取り入れたシンプルで繊細なイタリアン”をつくり出す試みです。
「シンプルな炭火焼やパスタの美味しさにこだわるイタリアンの真髄は守りつつ、ソースなどに工夫をこらしたフレンチの技法も生かしていきたい。フレンチとイタリアンの良いとこ取りができるアロマクラシコならではの料理ができればと考えています。」と山下シェフが思い入れを語ってくださいました。
刷新されたメニューは以前のプリフィクススタイルではなく、週替わり(2,900円)と月替わり(4,900円)のコース仕立て。特に「今週のランチコース」は、2,900円でアミューズ・前菜・パスタ・メイン・デザート・カフェが付くという充実ぶり。事前に苦手な食材なども聞いてくださるので安心してお任せできます。

グランドコモンズの中庭に面する店内は一面ガラス張り。どの席からも美しい緑が眺められます。

ワインバーでの気軽なパスタランチから、
リストランテのコース料理まで楽しみ方は多彩。
アミューズはじゃがいものピューレ、それに続く前菜のカルパッチョは紅しぐれ大根とラディッシュをまとって、まるでお皿の上に花びらを散らしたような美しさで登場。炙ったきんめ鯛の香ばしさに、隠し味のエシャロットの辛味がよく合います。
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パスタはぷりぷりのえびにアンディーブ、サルディーニャ産のからすみが使われた贅沢な一品で、メインディッシュ並の存在感でした。

海老とアンディーブのリングイネ。カラスミと黒胡椒のアクセント。
そして本日のメインは、“佐賀県産の酵素ポークのクロッカンテ”。3時間ほど蒸してやわらかくしたバラ肉の表面だけをパリパリに焼いて中はしっとり。焦がし砂糖とシェリービネガーに肉汁を足したソースは甘辛の角煮をイメージして作られたそうで、ざくろとライムジュースのソースもアクセントとなり、バラ肉の旨み脂の甘さを引き立ててくれるようです。炙ったマコモダケの食感と香りも素晴らしく、ひと皿の中にいくつものサプライズが隠されていました。

この後に続くデザート、食後のカフェの隅々にまでシェフとスタッフの心遣いが伝わる充実のコース料理。
アート鑑賞後の余韻を壊さない美しくおいしい料理に、きっと満足していただけると思います。

生姜のクレームブリュレ。ブルーベリーのソルベを添えて。
店内はリストランテと、パスタや一品料理が楽しめるワインバーに分かれています。平日限定ですがワインバーで頂ける「カジュアルランチ 1,500円」では、シェフが力を入れたいとお話くださった「野菜だけを使った料理」が前菜で味わえるのも楽しみですね。(●季節野菜のヴァリエーション・3種の味わいソース…炙る・茹でる・ピューレするなど調理法を変えた10種の野菜をひと皿に盛り合わせ、3種のソースでいただきます。)
料理のオリジナリティ、コストパフォーマンス、洗練されたサービス、どれをとっても一流と感じられるイタリアン「アロマクラシコ」。美術館の行き帰りにぜひお立ち寄りいただきたいお勧めのお店です。
<リストランテ>
●今週のランチコース 2,900円(アミューズ、前菜、パスタ、メイン、ドルチェ、カフェ)
●贅沢ランチ 4,800円(アミューズ、冷たい前菜、暖かい前菜、パスタ、メイン魚or肉、ドルチェ、カフェ)
<ワインバー>
●カジュアルランチ 1,500円 ※平日限定
(季節野菜のヴァリエーション・3種の味わいソース、パスタ、本日のジェラート)
※カフェ 300円(エスプレッソ・カプチーノ・コーヒー・紅茶)
ハーフグラスワイン 300円(プロセッコ、赤、白)
取材・文:稲垣栄里

東京都港区港南2-16-3 品川グランドセントラルタワー1階 Google Map
電話:03-6718-2822
営業時間:ランチタイム/ 11:30-14:00(L.O.)
※ワインバーでのランチは平日限定となります。
※リストランテでのランチは土曜・祝日に限り、15:00(L.O.)までとなります。
ディナー/ 17:30-21:30(L.O.)
定休日:日曜日
URL:http://www.aromaclassico.jp/
原美術館で現在開催中の展覧会は『森村泰昌 レンブラントの部屋、再び』
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