桑島秀樹個展『Parallax-内在する視差-』フォトレポート
9月24日(土)まで大阪、江戸堀にあるThe Third Gallery Ayaで開催中の
桑島秀樹個展『Parallax-内在する視差-』
東京、浅草橋にあるレントゲンヴェルケでガラスを構成した写真作品《The World》を発表されている桑島秀樹さんですが、出身地、大阪ではほぼ初めてと言ってもいい個展です。
営業写真館を営んでおられる桑島さんのお父様がまだお若い頃に撮影された写真をベースに、幼い頃の桑島さんの視線、そして今の桑島さんの視線が多重露光という形で写し込まれています。
Parallax(パララックス)とは写真用語でファインダーの視野と実際撮影される範囲とのズレのことを言います。桑島さんのステートメントを読むと何故この作品がパララックスと名付けられたのかがよくわかります。
ギャラリーオーナーの綾 智佳さんにお話をうかがいました。
「桑島さんの作品はほぼ初期の頃からずっと拝見しているのですが、最初《Parallax》を見たとき、ガラスの《The World》とは全然違うので驚きました。桑島さんご自身の幅と作品の広がりが魅力ですね。また、この作品が今作られた意味が桑島さんの中でしっかりあるのも大事なことだと感じました。桑島さんの出身地であり、現在も生活されている大阪で《Parallax》を発表できる意義も感じます。
皆様、是非ギャラリーまでお越し下さい。お待ちしております。」
実際ギャラリーで作品を拝見しましたが、ビジュアルの迫力がものすごいのでしばらくジッと眺めていると、自分の小さい頃の親との関係やら、現在はどうなのかとか、色々思いを巡らしてしまいました。
Parallax-内在する視差-
桑島秀樹
The Third Gallery Aya
大阪市西区江戸堀1-8-24若狭ビル2F アクセスページ
TEL/FAX:06-6445-3557
休廊日:日曜・月曜 開廊時間:火〜金/12:00〜19:00 土/12:00〜17:00
大阪まで飛んでいきたい気分です。
東京での開催を心待ちにしております。
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