Articles Archive for 12月 2012
美術館周辺の素敵なお店, 関西 »

鴨川を臨みながら楽しめる
タイ政府にも認められた本場の味
古都・京都で観光地の一つとして名高い鴨川。その鴨川に架かる七条大橋の橋詰に佇む一軒が今回ご紹介するタイ料理レストラン・キンカーオです。京阪七条駅から徒歩3分、さらには京都国立博物館からも徒歩7分という好アクセスだけに、博物館のパンフレットを持ったお客さんが多く訪れるというキンカーオ。「本場タイの料理の味わいをぜひ京都の人に楽しんで欲しい」とタイで調理師免許を取得したオーナーが7年前にオープン。タイ政府公認の、世界各国の優良なタイレストランに贈られる「タイセレクト」にも選ばれた一軒なのです。 (続きを読む…)
美術館周辺の素敵なお店, 関東 »

ほっこりくつろげる下町の隠れ家レストラン
根津の言問通りにある小さなフレンチレストランMOMO。店名の由来はオーナーシェフである大桃さんのお名前から。
明るいクリーム色の内装にドーム型の天井、うなぎの寝床のように細長い店内はちょっとした隠れ家のよう。お隣のお客様とも自然に言葉を交わしたくなるような寛いだ雰囲気です。
シェフは長らく日本のフランス料理店で修行したのち渡仏、リヨンのレストランで腕を磨き2006年に現在の場所に奥様と二人で同店をオープンさせました。
取材の日も開店前からお客様が次々と訪れてあっという間に満席になるほどの人気店。ご家族の記念日らしき会食や、熟年の素敵なご夫婦がゆったり食事とおしゃべりを楽しまれているテーブルを横に見て、こちらも幸せのおすそ分けを頂いたような気分になります。
お料理もそんなお店の雰囲気に違わず、野菜をたっぷり使った彩り豊かなひと皿ひと皿に、どこかほっとするような心遣いのあるものばかり。今回はこちらのお店の「シェフのおすすめランチMenuB 3,850円」をご紹介します。
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小平信行, 展覧会レビュー, 関東 »

自分の部屋に飾りたいと思う絵はそう簡単に見つかるものではない。うれしい時も悲しい時も毎日向き合うことを考えると 絵の題材はもちろん色合いや全体の雰囲気など慎重になってしまうものだ。
しかしそんな思いが吹っ切れたような思いにさせられる絵に出会った。都会のどこにでもありそうな光景を描いた静けさのただよう一枚の風景画だ。
その絵のタイトルは《Y市の橋》。運河の上にかかる橋、ちょっと特別な形をした橋の欄干、橋の向こうには石づくりの大きな建物。あたりは静寂に満ちている。どこか遠い異国の街にさまよいこんだような不思議な魅力に満ちている。
この絵の魅力を一層引き立てるのは、ぽつんと橋の上に一人たたずむ「黒い人影」だ。シルクハットの帽子らしきものをかぶり、どこか遠いところを眺めているような後姿の男のシルエット。「黒い人影」は小さいが不思議な存在感がある。
絵の作者は大正から昭和にかけて日本の洋画界に足跡を残した松本竣介だ。子供のころ聴覚を失い、わずか36歳で世を去った夭折の画家 松本竣介の風景画は「音のない風景画」とも言われているほど静けさに満ちている。 (続きを読む…)
上田祥悟, 展覧会レビュー, 関西 »

近代から現代にかけての京都画壇を代表する画家として知られる山口華楊は、明治32年(1899)に京都の友禅職人の家に生まれた。多彩な色彩でもって絵画的な意匠を施す友禅染に必要な絵の素養を高めるため、華楊は13歳の時に父の勧めで円山・四条派の画家、西村五雲に師事した。その後、明治から大正、昭和へと時代が移り変わっていく中で、本格的に画家としての道を歩み出した華楊は、伝統的な「写生画法」に基づく動物画・花鳥画を得意とした円山・四条派の影響を強く受けながら、近代西洋画や現代的な感性をも取り入れた新たなの日本画を生み出した。
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佐々木玄太郎, 展覧会レビュー, 関西 »

世界は常に変化しながら均衡を取っている。これが宮永の制作の芯となる考えであり、展覧会名の「なかそら」はその世界観を表した言葉だ。ナフタリン、陶器の貫入、川や海の水から取り出した塩など、宮永は様々なものを用いながら一貫してこのテーマを探求してきた。本展はその宮永の、新作を中心とする作品六点による個展である。作品数こそ多くはないものの、展示の空間構成には趣向がこらされていて、宮永の作品世界に浸る事ができる。
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終了した展覧会, 関東 »

美術館サイト:http://www.bunkamura.co.jp/
2012年12月22日(土)〜 2013年2月24日(日)
Bunkamura ザ・ミュージアム(東京都渋谷区道玄坂2-24-1)
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午前10時 ~ 午後7時(入館は午後6時30分まで)
毎週金・土曜日午後9時まで(入館は午後8時30分まで)
会期中無休
Bunkamura ザ・ミュージアム周辺の素敵なお店
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終了した展覧会, 関東 »

美術館サイト:http://arttowermito.or.jp/
2012年12月22日(土)〜 2013年2月17日(日)
水戸芸術館現代美術ギャラリー(茨城県水戸市五軒町1-6-8 )
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午前9時30分 ~ 午後6時(入場は午後5時30分まで)
休館日:月曜日 <ただし2月11日(月・祝)は開館、2月12日(火)休館>
展覧会の見どころ
高嶺格(たかみね・ただす)の作品の多くは、作家本人が日常生活で感じた違和感や疑問、怒りから着想され、次に展覧会を行う土地でのリサーチや人との出会いの蓄積によって実体化されていきます。この展覧会のために、高嶺は 2ヶ月半の間茨城県東海村と水戸市の中間地点の町に滞在しながら作品の構想を練り、制作を行いました。 (続きを読む…)