Home » Archive

Articles Archive for 5月 2012

美術館周辺の素敵なお店, 関東 »

[2012 年 5 月 29 日 | No Comment | 10,024 views]
クロアチアレストラン Dobro(ドブロ) 《三菱一号館美術館、ブリヂストン美術館周辺の素敵なお店》

コロッセオ(円形劇場)を模したドラマチックな空間。
日本で唯一のクロアチア料理のお店。


京橋駅から徒歩数分、古美術店やギャラリーが密集する古い町の一角に、見慣れない国旗が飾られた白壁のエキゾチックな門構えの店が現れます。こちらが日本で唯一のクロアチア料理のお店「ドブロ」です。
クロアチアは旧ユーゴスラビアから分離した共和国。イタリアの正面にあるアドリア海に面し「アドリア海の真珠」と呼ばれる一千もの島々と豊かな自然遺産を有する美しい国。宮崎駿監督の映画「紅の豚」の舞台にもなりました。
お料理は一般的なヨーロッパ料理に加えて多様な郷土料理が楽しめるのが魅力で、海側はシーフード・パスタ・リゾットなど海の幸、ハンガリーに近い内陸部の首都ザブレグあたりでは肉などの煮込み料理がいただけるそうです。
店内に入るとまず目に入るのはアドリア海を描いた大きな絵と、階段状になったコロッセオ(円形劇場)で、もうこの雰囲気にうっとり。ほの暗い明かりの中、階段を降りて店内へと向かうと気分はすっかり異邦人です。

(続きを読む…)

美術館周辺の素敵なお店, 関西 »

[2012 年 5 月 29 日 | One Comment | 5,380 views]
グリル マルヨシ《大阪市立美術館周辺の素敵なお店》

今も昔も変わらない味が自慢
創業から66年の洋食の老舗


着々と開発が進む天王寺・阿倍野は、昨年誕生した「あべのキューズモール」をはじめ、大型商業施設がバラエティ豊かにそろうエリア。また、2014年には近鉄阿倍野橋駅上に、地上60階建ての複合施設「あべのハルカス」もオープン予定で、ますます大阪の南の玄関口として魅力的な街へと進化を続けています。
今回、大阪市立美術館のお立ち寄りスポットとしてご紹介するのは、あべのキューズタウン内の「味」と「粋」な店と人が集まるヴィアあべのウォーク内にある「グリル マルヨシ」。阿倍野で洋食と言えば必ず名前が挙がる、この6月で誕生から66年を迎える洋食の老舗です。
現在、店主を務める渡邉治雄さんはマルヨシの3代目。昭和21年6月に、奥様のお父様がお店を開きました。場所はなんと、現在の同店がある場所とほぼ同じだとか。神戸オリエンタルホテルでシェフを務めていた初代が、「フランス料理でもイタリア料理でもない、日本の米文化にあう日本の料理を」と洋食レストランを開きました。

(続きを読む…)

展覧会レビュー, 浅井佑太, 関西 »

[2012 年 5 月 29 日 | No Comment | 3,152 views]
歴史弱者の反撃?《今和次郎 採集講義─考現学の今 レビュー》

図書館の本棚にぎっしりと詰め込まれた書籍を前にして、呆然と立ちすくむことが時たまある。お目当ての資料がどこにも見当たらないのだ。一時期ワイマール共和国時代のドイツについて調べものをしていたことがある。政治史だろうが思想史だろうが、この手の問題について書かれた文献は山のようにあるから、大抵の疑問は簡単に解決する。資料の多さがかえって妨げになるくらいだ。けれども「当時の家屋の間取り」だとか「パン一切れの値段」といった身近な疑問になればなるほど、どの本を手に取ればいいのか分からなくなってしまうのだ。そういう時、歴史は本流から外れたものたちの記録を容赦なく切り捨てていくものだということに気づかされる。

(続きを読む…)

上田祥悟, 展覧会レビュー, 関西 »

[2012 年 5 月 29 日 | No Comment | 3,655 views]
世界に満ちる模様 《芹沢銈介展 レビュー》

1956年に染織の分野で重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定を受けた芹沢銈介は、人物や自然、文字や道具類といった身の回りにある様々なものの中に模様を見出し、それらを独自の視点で意匠化して作品に取り入れた。伝統的な染色技法を基にしつつも作家の個性に満ちた芹沢の作品は、染色の世界に大きな足跡を残しただけでなく、現在もいわゆる「芹沢文様」として多くの人々に親しまれている。京都文化博物館で6月3日まで開催されている『宗廣コレクション 芹沢銈介展』には、芹沢作品の蒐集家として知られる宗廣陽介氏のコレクションの中から約150点が出品されている。会場では代表的な染色作品はもちろん、ガラス絵や板絵といった肉筆画、下絵やアイデアスケッチなど、芹沢本人と交流のあった宗廣氏ならではの蒐集品も見ることができる。 (続きを読む…)

小平信行, 展覧会レビュー, 関東 »

[2012 年 5 月 29 日 | No Comment | 3,548 views]
閾(いき)の美学 《ジョルジュ・ルオー 名画の謎  レビュー》

月を見るために特別に設計された「月見台」を持つ桂離宮。中秋の名月に行われる様々な行事。月に自らの心を重ねるなど、日本人は古来、月に特別な想いを寄せてきた。月を描いた絵画や工芸品も多いが、私にとって忘れられない一枚がある。

江戸中期に活躍した絵師 円山応挙が描いた《秋月雪峡図》と題された屏風絵だ。横3.5メートルをこえる六曲一双の2組の屏風に描かれているのは一面の雪景色。その中に小さく一軒の家があり、雪の積もった岩山を背景にして、松が雪の重みでしなっている。右側の屏風絵には小川が流れ、遠くには雑木林が靄にかすんでいる。雑木林の向こうに今にも沈みそうな月が小さく描かれ、この雪景色は早朝であることを思わせる。白昼の月によって、夜が明け、昼へと移り変わる時の経過を見事に表現しているのだ。

時代も国もまったく異なるが、ルオーの風景画もまた月が印象的だ。今、汐留ミュージアムで開かれている『ジョルジュ・ルオー 名画の謎』展ではルオーの初期から晩年にいたる版画や油彩画などの代表作およそ100点を見ることができる。

(続きを読む…)

終了した展覧会, 関東 »

[2012 年 5 月 29 日 | No Comment | 2,932 views]
浮世絵師 溪斎英泉

美術館サイト:http://www.ccma-net.jp/

2012年5月29日(火)〜 2012年7月8日(日)
※会期中一部展示替があります。

千葉市美術館(千葉市中央区中央3-10-8)
Google Map

午前10時 ~ 午後6時 毎週金・土曜日は午後8時まで
(入館は閉館の30分前まで)

休館日:6月4日(月)、6月18日(月)、7月2日(月)

5組10名様にチケットプレゼント!<終了しました>

(続きを読む…)

終了した展覧会, 関東 »

[2012 年 5 月 26 日 | No Comment | 2,518 views]
生誕120年 福田平八郎と日本画モダン 

美術館サイト:http://www.yamatane-museum.jp/
特設サイト:http://www.yamatane-museum.jp/fukuda/interview/

2012年5月26日(土)〜 2012年7月22日(日)

山種美術館(東京都渋谷区広尾3-12-36)
Google Map

午前10時 ~ 午後5時(入館は4時30分まで)

休館日:月曜日(但し、7/16は開館、翌火曜日は休館)

山種美術館周辺の素敵なお店

(続きを読む…)