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Articles in the 吉田卓爾 Category

吉田卓爾, 展覧会レビュー, 関西 »

[2009 年 10 月 28 日 | No Comment | 2,859 views]
シアトル流日本美術史《美しきアジアの玉手箱展 レビュー》

自分がどういう人間なのかを一番理解していないのは自分かもしれない。
また他人が見ている自分という人間にも様々な姿があり本当の自分を見つけ出すのはなかなか難しい作業である。
しかし自分がどういう立場に居て何を求められているのか、もう少し大きな視点で言えば自分は人としてどう行動し、どう振舞うべきなのかについて考える時、他人から見た自分がどういう人間であるのかを知ることは決して無駄にはならないはずである。
学級崩壊のニュースや電車内でしきりに叫ばれるマナーについてのアナウンスが露呈するモラルの低下の背後には、自分が周りからどう思われているのかを想像してみる能力の低下があるのかもしれない。
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[2009 年 9 月 28 日 | No Comment | 5,677 views]
『だまし絵』のデパート 《だまし絵展 レビュー》

 当たり前のことではあるが本展覧会においてまず人々の注意を引きつけるのは『だまし絵』展という展覧会のタイトルではないだろうか。
『侍ジャパン』という野球日本代表チームのニックネームがいかに重圧であったかイチローが語っていたのは記憶に新しいが、『だまし絵』展というタイトルも負けず劣らず積極的かつ攻撃的なものである。否応なく来館者の意識は、騙されるか、騙されないか、というところに向かってしまうからである。筆者はCG作品が横行している現代において絵画作品に目がだまされることが有り得るのだろうか、そんなことを考えながら会場に足を踏み入れた。
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